村木真紀
LGBTQを含むすべての人たちが希望を感じられる社会を、
次の世代へ
職場とLGBTQというテーマで活動を始めたのは、私自身がレズビアンであり、転職を繰り返し、職場で居心地悪さを抱えていたからです。2012年、海外の情報をインターネットで見て、企業に働きかける方法があると気づき、それならコンサルタントの経験を活かすことができると思い、活動を始めました。「虹色」は世界中でLGBTQ支援のシンボルとして使われている、性の多様性を祝福する意味がある6色の虹です。「ダイバーシティ」は英語で多様性を指し、多様な人が活躍できる環境をつくることが、組織をより強くするという考えのことです。ダイバーシティ推進の文脈でLGBTQに取り組む企業が増えることで、LGBTQも働きやすい職場を増やしていきたい、という願いを込めました。2020年時点で、LGBTQ施策に取り組む職場は大手企業の4割になりました。しかし、当初の課題が解決しているかといえば、まだまだです。私は今、職場に限らず、LGBTQの生きにくさの要因になっている、大本のところを変えたいと思っています。自分は他の人と違う、と気づいた時に、絶望でなく、希望を感じられる社会を次の世代に残すために。共感してくださる方、是非、一緒に変えていきましょう!