3月26日（日）に開催した、プライドセンター大阪・プライドハウス東京プレゼンツ『プライド&スポーツ』のイベントレポートをお届けします！

このイベントは、「LGBTQとスポーツについて、みんなで一緒に考えたり、意見交換したり、現役アスリートと一緒に、スポーツ体験をして楽しみもう！」をテーマに、大阪と東京にある常設のLGBTQセンター「プライドセンター大阪」と「プライドハウス東京レガシー」が初めてコラボした企画です。

会場は、大阪の中崎町にある「中崎町ホール」をお借りしました。当日はあいにくの雨模様でしたが、屋内での開催のため、予定通り実施しました。会場の入り口には巨大なプログレスプライドフラッグを掲げました！

午前中の＜第１部＞では、トークセッション「誰もが一緒に楽しめるスポーツのあり方について考えよう！」を開催しました。

第1部のゲストとして、

• 齊藤　夕眞さま　（現役サッカー選手／元なでしこジャパン）
• 野口　亜弥さま　（プライドハウス東京アスリート発信チーム／S.C.P. Japan）
• 伊東　カナトさま　（健康運動指導士／パーソナルトレーナー）

にお越しいただきました。

冒頭に、プライドセンター大阪とプライドハウス東京の活動紹介およびスポーツに関する取組紹介をおこないました。

ークセッションの時間は、モデレーターとして野口さまにセッションの進行をいただきました。

野口さまからは、東京2020オリンピック・パラリンピックのアスリートに関する情報や、LGBTQとスポーツの課題に関して説明いただきました。

齊藤さまからは、ご自身のセクシュアリティに言及されながら体験談も踏まえて、スポーツの在り方についてお話いただきました。

伊東さまからは、アスリートを支えるトレーナーや施設管理者の観点からお話いただきました。また、自らが勤務されているスポーツ施設の取り組みの様子（個室ロッカー等）を紹介いただきました。

スポーツと居場所に関するトーク内容では、齊藤さんからは、「自分の好きなこと・強みであるサッカーが必然的に自身の居場所になっていた」、伊藤さんからは、「仕事やプライベートなどのあらゆる場所で自分の安心できる居場所をつくることは、自身のメンタルヘルスにおいても大事なことだと思う」とお話されていました。

午前中のプログラムには合計12名の方にご参加いただきました。
LGBTQとスポーツについて大変勉強になる貴重なお話を聞くことができました。登壇者の皆さん、ありがとうございました！

午後の＜第2部＞では、スポーツプログラム「ダイバーシティスポーツ体験教室！」を開催しました。

午前中に引き続き、齊藤さまにゲストとして出演いただきました。また、吉本興業所属の女子サッカー芸人ひでかさまも、MCとして参加いただきました！

まずは自己紹介ゲームで参加者同士の交流を深めるとともに、チームを組みました。ボールを使ったストレッチで楽しみながら身体をほぐしました。

スポーツ教室では、「パスゲーム」と「まとねらい」をおこないました。パスゲームとは、投げる・蹴るなど方法は自由で、チームで何本パスを繋げることができるかを、他のチームと競うゲームです。まとねらいとは、４種類の的（ミッション）を作り、チームごとにそのミッションをクリアしていくというゲームです。（例：ペットボトルを用意し、ボールを蹴って途中のコーンの間を通しながら、何本ペットボトルを倒すことができるか）

このスポーツ体験教室のプログラムは、帝塚山学院大学の女子サッカー部の皆さんに考案いただきました！午後のプログラムには子どもから大人まで合計10名の方にご参加いただきました。

（参加者のコメント）
「スポーツとしての悩みを色々聞けることができ、男女関係なく楽しめるというのが一番印象的でした。」

「工夫を凝らしたメニューの数々、とても楽しかったです！」

「お話も聞かせて頂いて、皆さんと一緒に体を動かすことができて、気持ちよかったです😃本当にありがとうございます！また機会があって、タイミングが合えば、参加させて頂きます🌈」

「これからもこの様な活動を様々な地域で開催でき、生きづらさを抱える皆さんとそれを分かり合える仲間の輪が広まることを心より願っております。本日はありがとうございました。」

本イベントでは情報保障として手話通訳の方にご参加いただき、イベントへの多大なるサポートをいただきました。この場を借りて改めて感謝申し上げます。

イベントの満足度も高く、「また参加したい」との声も沢山いただきました！

今後も他団体とのコラボイベントや、スポーツに関するイベントを積極的に実施していきたいと思います！