LGBTQ+センターで実施する教育プログラムを全国に〈第2回〉はこにじ(北海道・函館)で模擬授業を実施しました

はこにじ

2025年10月18日、北海道函館市元町にある「はこにじ」にて、プライドセンター大阪で実施している 中高生向けLGBTQ+教育プログラム の模擬授業を行いました。

この取り組みは、「赤い羽根福祉基金」の助成を受け、虹色ダイバーシティが全国のLGBTQ+センターで中高生向け教育プログラムを実施できるようにすることを目指しています。地方でもLGBTQ+ユースが孤立せず、安心して学べる環境を広げていくための一歩です。

はこにじとは

「はこにじ」は、一般社団法人にじいろほっかいどうが運営するLGBTQ+の常設コミュニティスペースです。2024年9月には新たに「はこにじ annex(アネックス)」を函館市堀川町にオープンし、地域の交流拠点として活動を広げています。

当日は、スタッフによる自己紹介や団体紹介のあと、会場であるはこにじのミニツアーを実施。もともと民家だった建物をリノベーションしてつくられた木の温もりあふれる空間には、押入れを改装した棚やボードゲームコーナーなど、心地よい工夫が随所に見られました。

教育プログラムの紹介と模擬授業

続いて、虹色ダイバーシティより教育プログラムの意義や狙いについて共有したのち、はこにじスタッフの皆様に模擬授業を体験していただきました。授業では、実際にプライドセンター大阪でプログラムを実施する際の工夫点や、参加者の反応などを紹介。
その後、はこにじでの実施を想定した改善点やアイデアを話し合いました。

「生徒同士が対話する時間をもっと確保したい」「自分も社会を変えられると感じられる事例を取り入れたい」など、さまざまな意見が寄せられ、今後のプログラム発展に向けて有意義な議論ができました。

アンケートの声

実施後のアンケートでは、次のような感想をいただきました。

「実際の教育プログラムの様子を聞けてよかった」
「コミュニティや地方の課題を共有でき、有意義な時間になった」
「今後の運営を考えるきっかけになった」

温かいフィードバックを多数いただき、今後の活動への励みとなりました。

今後の展望

はこにじの皆様、このような貴重な機会を本当にありがとうございました。
今後も虹色ダイバーシティでは、全国のLGBTQ+センターに伺いながら、中高生向け教育プログラム「LGBTQ+センターで学ぶ 社会を変えるはじめの一歩」を開催できるよう活動を広げていきます。

教育現場での導入を希望される教職員の皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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