LGBTQ+センターで実施する教育プログラムを全国に〈第4回〉鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」で模擬授業を実施しました

鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」

2025年11月21日、鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」にて、プライドセンター大阪で実施している中高生向けLGBTQ+教育プログラムの模擬授業を行いました。

この取り組みは、「赤い羽根福祉基金」の助成を受け、虹色ダイバーシティが作成した中高生向けLGBTQ+教育プログラムを、全国のLGBTQ+センターで実施できるようにすることを目指しています。地方でもLGBTQ+ユースが孤立せず、安心して学べる環境を広げていくための一歩です。

鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」とは

鳥取県立人権ひろば21「ふらっと」は、公益社団法人鳥取県人権文化センターが運営する、人権学習と交流の拠点です。展示、書籍・映像資料の閲覧や貸出、各種学習会などが行われており、誰もが気軽に人権について学べる開かれた場として活動しています。

当日は、鳥取県人権文化センターより開会挨拶があり、アライ化事業について共有いただいた後、虹色ダイバーシティから教育プログラムの意義・実績、広報方法、レインボーセーフガーディングについて紹介しました。

模擬授業と意見交換

その後、中高生向け教育プログラムの模擬授業を実施し、鳥取県内での取り組みの可能性について参加者の皆様と議論しました。終了後の質疑応答では、実施に向けての懸念点、参加者への配慮、安全な場づくりに必要な視点について意見交換を行いました。

また、鳥取県でどのようにプログラムを普及していくか、そして「ふらっと」という場を活用して地域に広げていく方法についても、活発な議論が交わされました。

アンケートの声

参加者アンケートでは、次のような感想をいただきました。

「実際に模擬授業を体験することで、単に講義や説明を受けるよりも学びが多かったです」
「アライとして鳥取県内で活動する仲間が見つかりました」
「LGBTQ+について知らない情報や基礎知識を、歴史・地理的な視点から学習でき、とても良いと感じました」

実際の体験を通して得た学びや気づきが多く、この地域での今後の展開にもつながる時間となりました。

今後の展望

虹色ダイバーシティでは、今後、全国の他のLGBTQ+センターにもお伺いする予定です。日本のさまざまな場所で、中高生向け教育プログラム「LGBTQ+センターで学ぶ 社会を変えるはじめの一歩」を開催できるよう活動をしていきます。

教育現場での導入を検討されている教職員の皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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