LGBTQ+センターで実施する教育プログラムを全国に〈第3回〉ハレルワ(群馬・前橋市)で模擬授業を実施しました

まちのほけんしつ

2025年11月10日、群馬県前橋市の「まちのほけんしつ」にて、プライドセンター大阪で実施している中高生向けLGBTQ+教育プログラムの模擬授業を行いました。

この取り組みは、「赤い羽根福祉基金」の助成を受け、虹色ダイバーシティが作成した中高生向けLGBTQ+教育プログラムを、全国のLGBTQ+センターで実施できるようにすることを目指しています。地方でもLGBTQ+ユースが孤立せず、安心して学べる環境を広げていくための一歩です。

「まちのほけんしつ」とは

「まちのほけんしつ」は、一般社団法人ハレルワが運営する、LGBTQ+、ひきこもり、不登校などのユースが安心して過ごせる常設コミュニティスペースです。2019年に商店街の空きスペースを自分たちでリノベーションし、2020年にはクラウドファンディングを実施、そして2021年に開設されました。

当日はスタッフによる自己紹介と団体紹介のあと、「まちのほけんしつミニツアー」が行われました。階段にはレインボーが描かれていてとても素敵でした。また、2階には畳の和室があるなど、落ち着いた雰囲気で安心して過ごせる場所となっています。

模擬授業の様子とディスカッション

続いて虹色ダイバーシティより、教育プログラムを実施する意義を共有し、模擬授業を実施しました。プライドセンター大阪での実際の実践例や、参加者の反応などを紹介したうえで、「まちのほけんしつ」で実施する際の改善点について意見交換を行いました。

さらに、LGBTQ+に関する研修全般において、講師として大切にすべき姿勢や配慮について、参加者全員でディスカッション。
安心・安全な学びの場づくりについて、多角的な視点で話し合う時間となりました。

今後の展望

今後も虹色ダイバーシティでは、全国各地のLGBTQ+センターに伺いながら、中高生向け教育プログラム「LGBTQ+センターで学ぶ 社会を変えるはじめの一歩を広げていきます。まちのほけんしつの皆様、このような貴重な機会をありがとうございました。

教育プログラムを導入してみたい教職員の皆様、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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